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「 希望が見えない。」
2020年 夏。
電話越しで再会した故郷の友人が、
ふと漏らした言葉でした。

2016年に熊本を襲った震災
そこから一歩ずつ前に進んだ愛しき故郷。
さらなる復興の加速を期待した矢先に、
新型コロナウィルスが日本全国に蔓延しました。
そして今年7月に起こった豪雨災害。

少しずつ取り戻したはずの熊本の日常は、度重なる脅威により再び侵害されてしまったのです。

豪雨災害がもたらした厳しい環境の中、現在も不自由な生活を余儀なくされている方々の苦しみを計り知ることはできませんが、
僕らアーティストの日常も少しずつ変わっていきました。

新型コロナウィルスの影響でツアーやフェス、レコーディングなどのライフワークが次々に中止。
故郷にも、自分の家の近くのスーパーにさえも行けないという未曾有の恐怖と常に隣り合わせの日々。
当たり前の生活をある日突然奪われた悔しさと、近い未来でさえつかめない現状への絶望が入り混じります

「希望が見えない。」
気づけば僕も、あの日の友人と同じ言葉を漏らしていました

そんな悶々とした気持ちをなんとか打破すべく、
僕らは、
7月10日に「 STAY HOPE 」というタイトルの
無観客配信ワンマンライブをチーム全員でゼロから作り上げました。


視聴者の方々のあたたかい言葉や想いによって、
生きる理由を失いつつあった僕は、
もう一度立ち上がることができました。
その日にやっと気づいたのです。

「希望が見えないのなら、作ればいいんだ」と。



我々BLUE ENCOUNTは、
熊本支援プロジェクトの立ち上げをここに宣言いたします。
プロジェクト名は、
僕がもう一度前を向く理由をもらえたあの日のライブのタイトルをそのままに
『 STAY HOPE 』
あの日、自分が立ち上がれたように、
今度は、故郷の立ち上がるきっかけになりたい。
たとえゼロからであろうと、
希望を一つ一つ作り、
希望が絶えず続くように温めていきたい。
そんな想いを込めました。

報道されていない熊本の悲しみや課題がたくさんあります
報道されていない熊本の笑顔や喜びもたくさんあります
その全てに光を照らし、ご賛同いただいた皆様と共に、
「 風化しない希望 」を紡いでいくための支援プロジェクトです。